
先日GIGAZINEに掲載された記事「アンチウイルスソフトは死んだ」という内容だったのですが、これが衝撃的な内容で今後のウイルスに対する自己防衛を本気で考えないといけない気がします。
アンチウイルスソフトはどうなる?
では私が衝撃を受けたという記事なんですが
Symantecの上級副社長を務めるブライアン・ダイ氏が明らかにしたところによると、現在のアンチウイルスソフトがウイルスなどの攻撃を検知できているのは全体の45%だけで、じつに55%の攻撃は検知されることなく素通りしているという状況になっているとのこと。これは、ハッキングの手口が高度に巧妙化され、もはや従来型の手法に限界があることを自ら認めたことを明らかにするものです。
約半分しか検出できていないというのには正直びっくりしました。ウイルスの攻撃自体も以前ならPC内に侵入しファイルが感染なんてものだったのですが、今は結構大きな企業がハッキングされたというニュースが多いですよね。
ソーシャルの普及でウイルス流入の経路も増えたでしょうし、今後どのようにして被害を抑えるように個人がやっていかないといけないのか考えてみました。
1.ウイルス対策ソフトの導入
上記の記事では「アンチウイルスソフトは死んだ」となっていますが、それでも約半数のウイルスは検知してくれていますし新たなリスクも追加されています。
WindowsユーザーだけでなくMacユーザーも何らかのウイルスソフトの導入は考えないといけません。
ここでMacユーザーが気をつけないといけないのがウイルスソフトには2種類あり、常時監視するものと手動でチェックのみを行なうものがあるということです。
リスクを回避するには当然常時監視している物のほうがいいですよね。最近ではウイルスバスターもMacに対応したようです。
ここで常時監視のセキュリティソフトは重いという印象が私には凄くあります。Windowsを使っていた時はそれこそ1年毎にソフトを変え出来るだけ軽いものを探してました。ウイルスバスターは当時結構重かった気がします。現在のMac版に関してはネタフルさんに聞いてみましょう。
私は現在Macで利用しているアンチウイルスソフトはSophosという無料のものです。
実際検出できているのかというと、これはもう信じるしかないというかそんな感じです。マルウェア対策にはなるでしょう。
2.パスワードを複雑にする
まずセキュリティ対策といえば自分のマシンだけを幾ら強度にしても、登録しているサービスなどがハッキングされたらパスワードなんて簡単に流出してしまいます。ここで気をつけないといけないのが簡単なパスワードを複数サービスで使いまわすのは最悪の行為です。
複雑で自分でも覚えられないようなパスワードを全てのサービスごとで変えるのは管理が大変ですが、でも少し予算があればパスワード管理ソフトの導入で解決してくれます。
私が使っているのは1Passwordなんですが、複雑なパスワードを生成し管理してくれる非常に便利なアプリです。ただ高額なのが辛いですよね。
現在のMacOSには複雑なパスワード生成・管理機能のキーチェーンがSafariに付いているので、取り敢えずはそれを使ってみるのもいいかもしれません。
またパスワードは定期的に変更しておくのがいいようなのでこういったアプリや機能を使って管理すれば少しは面倒な事が和らぎます。
3.使わなくなったサービスを退会する
上記でも書きましたが、自分の個人情報やパスワードが流出するキッカケに利用しているWEBサービスがあります。
使わなくなったにも関わらず放置しておくのは凄く危険であり、同じパスワードを使いまわしている方は尚更退会しておくのが無難です。ただ退会ページが複雑でわかりにくいサービスも多く諦める方も多いのではないでしょうか。
そこでサービスの退会に非常に便利なWEBツールをご紹介します。
要らないサービスはどんどん退会してしまうことが後のセキュリティリスクを回避することになります。放置せずに使わないのならきちんと辞める習慣をつけましょう。
まとめ
他にもクレジットカードの登録をデビットカードに変えるだけでも大きな金額のカード被害を回避できます。だって入っている金額以上の買い物は出来ないんですからね。
もちろん閲覧するサイトやサービスを厳選するなんてのもあるのでしょうが、それではインターネットの面白さが半減しちゃうのでまずは自分で導入できる事や気をつけられる事から確実に始めておきましょう。
結局は自分で守るしかないのですから。